春の『めまい』について

『立春』も過ぎ暦の上では既に『春』なのですが、未だ気温の変動が激しく『春』らしくなるにはもう少し時間がかかりそうです。

さて、『春』といえば「花粉症」や「咳」・「不眠症」などが多くなる季節ですが、『めまい』を訴える患者さんが増えるのもこの時期の特徴です。



『めまい』は


西洋医学的に考えると・・・・・



  1. 回転性めまい
    (自分の周りがグルグル回る感じ)

  2. 浮動性めまい
    (フワフワした感じや、歩いたり座っていても身体が傾く感じ)

  3. 失神性めまい
    (いわゆる立ち眩み、立ち上がった時に目の前が暗くなる感じ)


に分類されます。


脳梗塞や腫瘍、メニエル病などはっきりした病名がある『めまい』は脳外科や耳鼻科・神経内科などで対応してもらえるのですが、
どの病院に行って検査しても「異常がない」と言われ治療できず途方に暮れたり、あきらめる患者さんも多いようです。



漢方の世界での『めまい』は



  1. 水分のバランス異常(水毒)によるもの
    (むくみや下痢・動悸などを伴うことが多くなります)

  2. 交感神経系を司る「肝」の機能失調
    (のぼせやイライラ、不眠などの症状が多くなります)

  3. 『ストレス』や『疲労』などによるもの
    (動悸や不安感が強くなったり、フワフワ・ふらふらすることが多くなります)


によって生じ、西洋医学的な検査では全く異常がないのですが、『めまい』症状が起こります。



当然ながら、漢方では「水毒」を改善し「肝」の機能を整え「ストレス」や「疲れ」を取ることで、このような『めまい』に対応します。



例えば「肝の障害」と「のぼせ」が見られる虚証の人には『加味逍遙散』、「立ちくらみ」と「動悸」「水毒症状」が見られる場合は『苓桂朮甘湯』、「冷え性」で「ふわふわした浮動感」が続くなら『真武湯』といった具合で、様々な状況に対応する処方があります。



春先は陰陽五行で言うと「肝」の機能失調が起きやすいため、「イライラ」「のぼせ」「不眠」などと共に『めまい』が多くなります。春の引っ越しや職場異動・受験など「ストレス」「疲れ」などから「だるさ」「無気力」「パニック障害」などと共に『めまい』発作を起こす患者さんも多くなります。



当院に来院された『めまい』患者さんの統計(あまり多くはありませんが)では、漢方治療で3割以上が7日以内、7割以上が21日以内に改善しており、

画像
西洋医学的に「異常無い」「治療法がない」といわれたなら、漢方薬を試すのも一手かもしれません。


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